私が写真を一目見た時、まず目に飛び込んできたのはあまり裕福そうでなく、生きるのに疲れているような目を失ったような目をしている老けた男性の姿でした。読んでみると、この男性はホームレスで、デパートで行われている、誰でも受けられる血圧検査を受けている最中です。血圧を測ることで、がんや糖尿病になっているかどうか否かわかるそうです。この写真は2009年の8月にニューヨークで撮られた写真です。この頃からアメリカでは身寄りのないホームレスらにこういった写真のような誰もが受けられる健康調査を実施していたことに驚いたため、選定しました。日本でこのような検査をしているのは今でもあまり聞かないので、こんなにも昔からアメリカがこういった人らを対象にやっていることに対して、やはり先進国の中でも特に進んでいるなと感じました。特に良かったのが、こういったことを病院で行うのではなく、デパートの中でやることで、誰もが気軽に参加できることです。日本は、こういったことに税金を使うべきだと思いました。

[日本大学東北高等学校 K.Y.]