【5月4日 AFP】18-19イタリア・セリエAは3日、第35節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は終盤にクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が同点弾を決め、トリノ(Torino FC)とのダービーを1-1の引き分けに持ち込んだ。

 この結果、トリノは同都市のライバルから敵地で24年ぶりとなる勝利を収めることができず、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)出場権争いでも痛手を被った。

 1949年に「グランデ・トリノ」と呼ばれたトリノの一団を乗せた飛行機が墜落し、搭乗者全員が死亡した事故からちょうど70年となる4日の式典とぶつからないように前倒しとなった一戦で、敵地に乗り込んだトリノは17分にサシャ・ルキッチ(Sasa Lukic)が先制点を挙げた。

 それでも84分にユベントスはロナウドがヘディングシュートを決め、この結果トリノは今季3試合を残してチャンピオンズリーグ出場権を獲得できる4位との差は暫定で2となった。ユベントスはすでにリーグ8連覇を達成しているが、トリノは初のチャンピオンズリーグ出場に向けて正念場が続く。

 トリノは敵地のユベントス戦では1995年を最後に勝利を挙げることができておらず、それ以降のダービーで白星を挙げたのは2015年4月に本拠地で行われた一戦のみとなっている。(c)AFP