【4月13日 AFP】スペイン1部リーグ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)のディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は12日、ジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)に科せられた8試合の出場停止処分は厳しいとの見解を示した上で、今夏に同FWが売却される可能性を否定した。

 アトレティコが0-2でFCバルセロナ(FC Barcelona)に敗れた6日の試合で、コスタはヒル・マンサーノ(Gil Manzano)主審を侮辱し、スペインサッカー連盟(RFEF)から長期の出場停止処分を言い渡された。28分にコスタを退場としたマンサーノ主審は、この時コスタに腕を「つかまれた」とも報告していた。

 シメオネ監督はコスタへの処分について「自分の感覚では厳しいと思う」と話した。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)と国王杯(Copa del Rey 2018-19)で敗退したアトレティコが7試合のリーグ戦を残している中、コスタは今回の処分で今季再びプレーすることができなくなったが、シメオネ監督は同選手にはまだクラブでの未来があるとコメントしている。

「コスタは間違いなく私の構想に入っている。チームとして自分たちで注意しないといけない。コスタのことがあったから、今まで以上にね」

 アトレティコのエンリケ・セレソ(Enrique Cerezo)会長は、今回の処分に対する異議申し立てを示唆したが、連盟はこれを却下している。

 マンサーノ主審が提出したマッチリポートでは、コスタから下品な言葉で母親を侮辱され、「24番と2番の選手にそれぞれカードを出すのを妨げるため、彼は腕をつかんできた」と記されている。(c)AFP