【4月12日 AFP】スペインサッカー連盟(RFEF)は11日、同国1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に所属するジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)に対し、8試合の出場停止処分を下した。これを受けてクラブ側は、異議申し立てを行うことを示唆した。

 アトレティコが0-2でFCバルセロナ(FC Barcelona)に敗れた6日の試合で、コスタはヒル・マンサーノ(Gil Manzano)主審に下品な言葉を吐き退場となった。マンサーノ主審はまた、この時コスタに腕を「つかまれた」とも報告していた。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)と国王杯(Copa del Rey 2018-19)で敗退したアトレティコは7試合のリーグ戦を残しており、長期の出場停止処分が下されたことで、コスタは今季プレーができない状況になった。

 アトレティコのエンリケ・セレソ(Enrique Cerezo)会長はこの日、今回の決定について異議申し立てを行うだろうと示唆した。

 セレソ会長は「悪い知らせだ」「当然、処分軽減のために異議申し立てを行い、様子を見る」と語った。「感情の起伏が激しい選手はいる。ピッチ上での侮辱行為は決して起きるべきではなかったが、生じてしまう時もある」

 マンサーノ主審は提出したマッチリポートの中で、コスタから下品な言葉で母親を侮辱され、「24番と2番の選手にそれぞれカードを出すのを妨げるため、彼は腕をつかんできた」と記した。

 RFEFはコスタに対し、「主審に向けられた明らかな侮辱行為と攻撃的な言葉」によって4試合の出場停止処分を、また「攻撃的な姿勢はみられなかったものの、腕をつかむという軽い暴力で主審に向かった」として4試合の出場停止処分をそれぞれ下すと決定した。(c)AFP