【4月4日 AFP】議論の的になっているサッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の改革について、欧州サッカー連盟(UEFA)とヨーロピアン・リーグス(European Leagues)が話し合うとみられる会議が来月8日に開かれると、3日に複数の情報筋がAFPに明かした。

 この会合には、欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン(Aleksander Ceferin)会長と、ヨーロピアン・リーグスのラース・クリスター・オルソン(Lars-Christer Olsson)代表が出席する予定。

 情報によれば、両者はスイス・ニヨン(Nyon)にあるUEFA本部か同国ジュネーブのどちらかで、2024年からのチャンピオンズリーグにおける抜本的な変更点について話し合うという。

 ある情報筋は、「欧州クラブ協会(ECA)によって展開されるチャンピオンズリーグの改革について議論するのが目的」とAFPに明かした。

 こうした改革案には、週末の試合実施や、現行の1組4クラブ×8グループ制を1組8クラブ×4グループ制への変更、各組の上位6クラブが自動的に翌年の大会に出場できるという降格や昇格を伴った階層システムが含まれると報じられている。

 UEFAの広報担当者は、「数週間後にヨーロピアン・リーグスの代表者に会う」ことをAFPに明かしたが、話し合う内容については明かさなかった。

 また、他の情報によれば「具体的な計画はいまだ存在せず、UEFAとECAによる会合から生まれたアイデアしかまだない」という。

 先月19日にUEFAとECAの間で行われた話し合いでは、ユベントス(Juventus)のアンドレア・アニェッリ(Andrea Agnell)会長から広範囲にわたる提案が出されたと伝えられている。ECAは欧州の主要クラブを代表する組織で、アニェッリ会長が代表を務めている。

 この提案は先月、スペイン1部リーグやドイツ・ブンデスリーガ1部の重役から批判を浴びていた。

 欧州の国内リーグを代表するヨーロピアン・リーグスの広報担当者であるアルベルト・コロンボ(Alberto Colombo)氏は、会員たちが「週末に行われるリーグ戦と国内リーグをなんとしても保護したいと考えている」とAFPに語った。

 チャンピオンズリーグの改革については、来月14日にニヨンで行われるUEFAのクラブ大会委員会(UEFA Club Competitions Committee)でも話し合われる予定となっている。(c)AFP