【3月9日 AFP】18-19イタリア・セリエAは8日、第27節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は4-1でウディネーゼ(Udinese)を下し、来週行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)決勝トーナメント1回戦のアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)戦に向けて弾みをつけた。

 アトレティコとの初戦を0-2で落としているユベントスは12日にホームで行われる第2戦を控える中、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)やマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)、パウロ・ディバラ(Paulo Dybala)がベンチスタートとなったが、モイゼ・ケアン(Moise Kean)が2ゴールを決めるなどし、リーグ首位として2位との勝ち点差を暫定で19に広げた。

 今季初めてリーグ戦で先発出場を果たした19歳のケアンは、フェデリコ・ベルナルデスキ(Federico Bernardeschi)とともにトップに入ると、前半に2ゴールを決めた。11分にアレックス・サンドロ(Alex Sandro)の低いクロスに合わせて先制点を記録したケアンは、さらに39分には中盤で相手選手のミスに乗じてボールを拾うとペナルティーエリア内に進入し、ウディネーゼのGKフアン・ムッソ(Juan Musso)が守るゴールを陥れた。

 67分、ケアンがエリア内で倒されて獲得したPKをエムレ・ジャン(Emre Can)が蹴り込みリードを広げたユベントスは、さらにその4分後にブレーズ・マテュイディ(Blaise Matuidi)が追加点を決めた。

 残り10分で交代となり、惜しみない称賛を送られたケアンについてユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、「ゴールに向かって走り、シュートを放つときのケアンは非常に良い。とはいえ、動きの面やボールコントロールの面では改善が必要だ。しかし、2000年に生まれた若者にはそれは当然のことだ」と語った。

 また指揮官はアトレティコ戦について「まったく違った試合になるだろう。われわれはより鋭く、より速くプレーしなければならないが、その準備は整っている」とコメントしている。(c)AFP