【10月27日 CNS】「私、福原愛(Ai Fukuhara)は現役選手としての立場をここで一区切りつけることを決意しました」。日本の卓球選手、福原愛は21日夜、自身のブログで現役引退を明らかにした。

 引退を決意した背景について、福原は「リオデジャネイロ五輪の後、長い間考えてきた。2日に1回考えが変わることもあった。でもようやく自分で回答を出した」。

 福原は3歳から卓球を始め、5歳の時に中国に来て練習をし、宮城県を代表して全日本の試合に参加。6歳で全日本選手権バンビ優勝、11歳時にプロ選手となり、日本のナショナルチームの一員として国際試合に参加するようになった。

 2004年のアテネ五輪には、日本の史上最年少の選手として参加。以後、常に日本女子卓球の主力選手として活躍した。ロンドン五輪の女子団体銀メダル、リオデジャネイロ五輪では卓球女子団体銅メダル、2016年世界選手権女子団体の銀メダルなどを獲得した。

 中国のナショナルチームが立ちはだかっているために、福原と日本女子卓球は、受賞台の最も高いところに立つことができない。卓球界の言い方では、「中国卓球はトップ交代が目まぐるしいが、日本卓球はいつまでも福原愛」と言われてきた。