【3月26日 AFP】25日に行われた2018年シーズンのF1開幕戦、オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2018)で5位に入り、ポイントを獲得したマクラーレン(McLaren)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が、チームの頑張りをたたえつつ、今後への期待を口にした。

 ルノー製のパワーユニットに切り替えて臨んだ新シーズン初戦、アロンソはレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)との争いを制して5位に入った。チームメートのストフェル・バンドーン(Stoffel Vandoorne)も9位入賞を果たし、名門は復活への明るい兆しをのぞかせている。

 ここ数年は低迷が続いていたマクラーレンだが、今季はホンダ(Honda)との提携を解消し、新たにルノーとのタッグで大きなインパクトを残そうと意欲を燃やしている。36歳のアロンソも、失意の昨シーズン限りでチームを去ることが確実とみられていたが、ホンダとの関係が打ち切られたことで契約延長を決めた。

 アロンソは「ここ数年は厳しかったけれど、冬というのは厳しいものだと思う。ルノーのエンジンに替わるのが決まったのはギリギリで、チームは急いでリアパーツの一部を再設計しなければならなかったけれど、こうして2台ともポイント圏内に入り、1台はトップ5に入れた。この結果は誇りに思っていいが、マクラーレンならもっとやれると思う」とコメントした。

 さらにアロンソは、これはまだルノー製パワーユニットでの1戦目にすぎず、チームの雰囲気はどんどん明るくなっていると話した。

「ここからの数レースでさらに改良が加わるだろうし、みんな少しだけ前を見始めている。次のターゲットはレッドブルだ。以前も言ったけれど、たぶんこのレースは僕らにとって最もパフォーマンスが期待できない大会だし、状況はこれからどんどん良くなっていくはずだ」(c)AFP