【7月22日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は21日、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が史上最高額の移籍金でパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に加入するのではないかという「うわさ」を否定し、クラブ側は残留を望んでいると語った。

 カンプ・ノウ(Camp Nou)での将来について臆測が飛び交うネイマールについて指揮官は、ブラジル代表の同選手はバルサで愛されており、今後何年もチームにとどまることを望まれていると述べた。

「うわさの段階だ。どういったものかは理解している。彼はチームに帯同している。チームの一員だ。愛している選手で、必要な選手だ。サッカーの面だけではなく、ロッカールームに彼がもたらしてくれるものの面でもね」

「ただのうわさであって、現実になろうとそうでなかろうと、われわれの知る由もないことを心配する必要はない。今後そうなるかは見守るしかない。ただ、現時点でそれについて気をもむ必要はない」

 バルサは新シーズンを控えエキシビションマッチが行われる米国遠征に臨んでおり、その中でバルベルデ監督はこのコメントを残した。バルサは22日にニュージャージー(New Jersey)州でユベントス(Juventus)と、26日に首都ワシントン(Washington D.C.)郊外でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)と対戦し、29日にはマイアミ(Miami)でレアル・マドリード(Real Madrid)とのエル・クラシコ(El Clasico)に臨む。

 一方でチームメートのハビエル・マスケラーノ(Javier Mascherano)は同日、バルサの未来であるネイマールの残留を望んでいると、米スポーツ専門チャンネルESPNに対して語っている。

 ESPNのウェブサイトでマスケラーノは「ネイ(ネイマール)についてだけれど、彼は若いのはもちろんで、自分としては今後もずっとバルサとともにいてほしい。クラブにとってとても重要な選手なんだ。その年齢もあって、彼はこのクラブの未来だ。これからも頼りにできることを願っている」と語った。

 報道によればネイマールはすでにチームメートに対して移籍の望みを口にしているとされているが、マスケラーノは「プレッシャーや周りの人々の話には慣れている。そういったうわさ話やニュースがあふれているからね」と、そういった報道にネイマールは影響されないとした。

 1年前に自身がユベントスへの移籍を思案していたこともあり、ネイマールにアドバイスを送るとしたらと問われたマスケラーノは、「アドバイスするのは難しい。まず、私はだれにもアドバイスしたりしない。次に彼はここで満足しているようにみえる。かなり満足しているようにね」と、ネイマールがスペインでの生活を楽しんでいるとコメントした。(c)AFP