【5月22日 AFP】16-17スペイン1部リーグは21日、第38節の試合が行われ、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が公式戦40得点目をマークしたレアル・マドリード(Real Madrid)は、2-0でマラガ(Malaga CF)に勝利し、5季ぶり通算33回目のリーグ制覇を果たした。

 前半2分にロナウドのゴールで幸先のいいスタートを切ったレアルは、後半10分にはカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が追加点を決めて優勝を確実なものとした。

 最終節で2位のFCバルセロナ(FC Barcelona)は、4-2でSDエイバル(SD Eibar)から逆転勝利を収め、本拠地で行われたルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督の最後の試合に花を添えたが、レアルに3ポイント届かずリーグ3連覇はならなかった。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「間違いなくプロ生活で最も幸せな日だ」と喜びを語っている。

「選手としてリーガでの優勝を経験しているが、だからこそプロ生活で最も幸せな日と言っているんだ。監督になってすべてのことが変わったからね」

「私はこのクラブ、このユニホームですべてを勝ち取ってきたが、リーガ制覇はその中でも格別だ」

 自力優勝のためには勝ち点1が必要だったレアルは、試合開始直後の先制点により地に足をつけることができた。

 前半2分にマラガのDFルイス・エルナンデス(Luis Hernandez)のクリアミスを拾ったイスコ(Isco Alarcon)は、美しいスルーパスをロナウドに通すと、ロナウドは相手GKイドリス・カルロス・カメニ(Idriss Carlos Kameni)をかわしてボールをゴールに流し込んだ。

 試合後にロナウドは、「チームの総合力ではレアル・マドリードに来てベストシーズンだったと思う。全員がプレーし、それぞれのメンバーが貢献した」とコメントしている。(c)AFP/Kieran CANNING