【1月6日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は5日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領とプレーした先月23日のラウンドについて初めて公にコメントを発表し、同氏が打った飛距離の長さに脱帽したことを明らかにした。

 メジャー通算14勝を誇る元世界ランク1位のウッズは、腰の手術を受けて1年4か月ぶりにツアー復帰を果たしてから3週間後の先月、米フロリダ(Florida)州パームビーチ(Palm Beach)のトランプ国際ゴルフクラブ(Trump International Golf Club)で、トランプ氏とプレーした。

 ウッズは自身のブログで、「最も感心したのは、70歳にして彼が打った飛距離だ。当たりもすごく良かった」とコメント。ハンディキャップインデックスで2.8の腕前を持つトランプ氏と南フロリダのコースで交わした会話について詳細は明らかにせず、「議論の話題は広範囲に及び、楽しかった。お互いに冗談を言い合ったり、激論を交わしたり、ちくりとやり合ったりしたよ。それと、ゴルフに対する自分の考えや、これからの目標についても話した」と投稿した。

 さらに、今月20日に第45代米大統領として就任式に臨むトランプ氏から、報酬はもらってはいないというような口ぶりで、「試合をしたのではなく、プレーを楽しんだ。自分はドライバーやフェアウェーウッドを試したり、いくつかセッティングを変えたりしていた。試しながら打つショットの違いを見て、彼は楽しんでいたようだ」と述べている。

 PGAツアー通算79勝を誇るウッズは、2013年2月にもバラク・オバマ(Barack Obama)大統領とゴルフをしているほか、前任者2人ともプレーしており、彼らのゴルフの腕前に関する知識も持っている。

「これまでトランプ氏や、ジョージ・H・W・ブッシュ(George H.W. Bush)氏、ビル・クリントン(Bill Clinton)氏、そしてバラク・オバマ大統領とゴルフをプレーする機会に恵まれ、そのことに感謝している」