【12月12日 AFP】16-17イタリア・セリエAは11日、第16節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)はゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)が2億点を挙げるなど3-1でトリノ(Torino FC)とのダービーに勝利し、ASローマ(AS Roma)とACミラン(AC Milan)に暫定で勝ち点7差をつけた。

 10月下旬のナポリ(SSC Napoli)戦を最後にリーグ戦でゴールから遠ざかっていたこともあり、ユベントスのサポーターが今夏9000万ユーロの移籍金で加入したイグアインの安定感に疑問を持つのも当然のことだった。

 しかし、ミッドウイークに行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)のディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)戦で得点を挙げたイグアインは、トリノのGKジョー・ハート(Joe Hart)も手足を出せない見事な2得点を奪った。

 前半16分にアンドレア・ベロッティ(Andrea Belotti)に先制点を許したユベントスは、同28分にマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)の偶発的な落としからイグアインが同点ゴールを決めた。

 ホームのトリノは前向きな姿勢で後半戦に臨み、幾度もカウンターアタックを仕掛けたもののこれが実らず、残り20分でマンジュキッチと交代でピッチに入ったパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)に翻弄(ほんろう)されるようになった。

 すると後半37分、イグアインが相手DFを抑え込みながらロングボールを受けると、ペナルティーエリアの端から強烈なシュートをゴールにたたき込んだ。

 ユベントスはロスタイムにハートに立て続けのセーブを強いるシュートを放つと、最後はミラレム・ピャニッチ(Miralem Pjanic)がこぼれ球を押し込んで勝ち点3を確実なものにした。

 現在2位のローマと3位のミランは、ユベントスとの勝ち点差を縮めるべく、12日に直接対決に臨むことになっている。

 一方、この日行われた試合ではインテル(Inter Milan)が2-0でジェノア(Genoa CFC)に勝利した。

 マルセロ・ブロゾビッチ(Marcelo Brozovic)が前後半に1点ずつを決めたインテルは、ユベントスと勝ち点15差の暫定8位に順位を上げた。欧州大会出場を目指すインテルだが、12日にサッスオーロ(US Sassuolo)戦を控えるフィオレンティーナ(Fiorentina)にその座を譲る可能性もある。(c)AFP