■オランダはスナイデルの同点弾で勝ち点1を獲得

 同グループの別の試合では、スウェーデンとオランダが対戦。スウェーデンにとっては、ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が代表引退、指揮官もヤンネ・アンデション(Janne Andersson)監督に交代と新時代の幕開けとなり、対するオランダにとっては、本大会出場を逃した欧州選手権からの巻き返しの一戦となった。

 試合は前半43分、敵陣ペナルティーエリア手前でボールを奪ったマルクス・ベルグ(Marcus Berg)が絶妙なループシュートを決めてスウェーデンが先制したものの、オランダは後半、ダリル・ヤンマート(Daryl Janmaat)のシュートのこぼれ球をウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)が流し込んで引き分けに持ち込んだ。

 グループAのもう1試合では、ブルガリアが後半ロスタイムにアレクサンダル・トネフ(Aleksandar Tonev)のゴールで勝ち越しに成功し、ホームのソフィア(Sofia)でルクセンブルクとの乱打戦を4-3で制した。

 グループHでは、ロベルト・マルティネス(Roberto Martinez)新監督の就任したベルギーが、敵地でキプロスに3-0で快勝し、新指揮官の公式戦初戦を白星で飾った。この試合でベルギーはロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が2得点、ヤニック・フェレイラ・カラスコ(Yannick Ferreira Carrasco)が1得点を決めた。

 同グループのそのほかの試合では、ベテランDFのエミル・スパヒッチ(Emir Spahic)が2得点を決めたボスニア・ヘルツェゴビナが、エストニアに5-0で大勝。

 ギリシャは4-1でジブラルタルに勝利。ジブラルタルはこれが初めてのW杯予選の試合で、リアム・ウォーカー(Liam Walker)の得点で一時は同点に追いついたが、及ばなかった。(c)AFP