【6月12日 AFP】クリミア(Crimea)当局は11日、ロシアのクリミア併合を祝い、武装したロシア兵の銅像をお披露目した。

 クリミアの主要都市シンフェロポリ(Simferopol)に設置されたこの像は実際の人間よりわずかに大きく、カラシニコフ(Kalashnikov)自動小銃を手に持ち、胸には弾薬を身に着けている。そばには兵士に花を手渡す少女の像が、足元には擦り寄る猫の像が設置されている。

 記章の付いていない軍服を着たロシア兵が2014年3月、住民投票の前にクリミア半島を制圧した。彼らはその寡黙な立ち居振る舞いから「礼儀正しい人々」という愛称で支持者らに呼ばれた。

 ウクライナや欧米諸国の政府は、ロシアの支配下で急きょ実施された住民投票の正当性を認めていない。(c)AFP