【1月25日 AFP】2015-16アルペンスキーW杯は24日、イタリアのコルティーナ・ダンペッツォ(Cortina d'Ampezzo)で女子スーパー大回転第3戦が行われ、リンゼイ・ボン(Lindsey Vonn、米国)が優勝し、総合争いでも首位に立った。

 前日のW杯滑降で通算37勝目を飾り、歴代最多記録を更新したボンは、ドロミーティ(Dolomites)山地にあるオリンピア・デッレ・トファーネ(Olympia delle Tofane)のコースでほかの数人の選手とともに後半スタートの恩恵を受けた。

 2010年バンクーバー冬季五輪の女子滑降で金メダルに輝いているボンは、合計タイム1分26秒55を記録。ティナ・ワイラター(Tina Weirather、リヒテンシュタイン)を0秒69差の2位、ビクトリア・レベンスブルク(Viktoria Rebensburg、ドイツ)を1秒15差の3位に抑え、表彰台の中央に立った。

 ボンはこれでW杯通算勝利数を75に伸ばし、スウェーデン男子の名選手インゲマル・ステンマルク(Ingemar Stenmark)氏が保持するW杯歴代最多勝利記録の86勝にあと11まで迫っている。

 アンネマリー・モザー・プレル(Annemarie Moser-Proell)氏と並び歴代最多となる通算4度のW杯総合優勝を果たしているボンは、この日を5位で終えたララ・グート(Lara Gut、スイス)を抜いて総合首位に浮上。さらに、滑降とスーパー大回転の種目別でも首位に立っている。(c)AFP