【12月11日 AFP】15クラブW杯(2015 FIFA Club World Cup)が10日、横浜で開幕し、サンフレッチェ広島(Sanfrecce Hiroshima)は2-0でオークランド・シティ(Auckland City FC、ニュージーランド)に勝利し、準々決勝に進出した。

 通算3度目のJリーグ1部(J1)制覇を果たしたばかりの広島は、前半に皆川佑介(Yusuke Minagawa)、後半に塩谷司(Tsukasa Shiotani)がゴールを奪い、セミプロながらモロッコで開催された前回大会で3位に入ったオークランドを退けた。

 前半9分、野津田岳人(Gakuto Notsuda)のシュートをオークランドのGKジェイコブ・スプーンリー(Jacob Spoonley)がはじいたこぼれ球を皆川が押し込んで先制すると、後半25分には、角度のない位置から放った塩谷のシュートがスプーンリーのミスを誘い、追加点を挙げた。

 広島の森保一(Hajime Moriyasu)監督は試合後、「タフな試合になると思っていた」とコメントした。

「良い時間に先制点を挙げられたので、シーズン中もやってきた展開ができたし、勝ち切ることができた」

 2012年大会でもオークランドに勝利している広島は、大阪で13日に行われる準々決勝で、アフリカ王者のTPマゼンベ(TP Mazembe、コンゴ民主共和国)と対戦する。

 そして同日に行われる準々決勝のもう1試合では、クラブ・アメリカ(Club America、メキシコ)とアジア王者の広州恒大(Guangzhou Evergrande FC、中国)が激突する。

 欧州王者のFCバルセロナ(FC Barcelona、スペイン)と南米王者のリーベル・プレート(River Plate、アルゼンチン)は、準決勝からの参加となり、決勝は20日に横浜で行われる。(c)AFP/Alastair HIMMER