【12月21日 AFP】14クラブW杯(2014 FIFA Club World Cup)は20日、モロッコのマラケシュ(Marrakech)で3位決定戦が行われ、オークランド・シティ(Auckland City FC、ニュージーランド)がクルス・アスル(Cruz Azul、メキシコ)とのPK戦を4-2で制し、オセアニア代表では初となる3位入賞を果たした。

 オークランドは前半終了間際にライアン・デ・フリース(Ryan de Vries)のゴールで先制したものの、クルス・アスルは後半にジョアン・ロハス(Joao Rojas)のゴールで同点に追いつき、試合は1-1のまま90分間の戦いを終えた。

 そして迎えたPK戦で、アマチュアのオークランドはサニ・イッサ(Sanni Issa)が最後のシュートを決めて勝利を収めた。

 今大会のオークランドは、モロッコ王者モガレブ・テトゥアン(Moghreb Tetouan)、アフリカ王者ESセティフ(ES Setif、アルジェリア)を立て続けに破り、最後は3位決定戦を制した。

 準決勝は延長戦までもつれた末にサン・ロレンソ(San Lorenzo、アルゼンチン)に1-2で敗れ、惜しくも決勝進出を逃している。

 オークランドのラモン・トリブリエチ(Ramon Tribulietx)監督は、「私の選手の半分以上はアマチュアです。最初から最後まで素晴らしかったので、この結果はわれわれにふさわしいと思う」とコメントした。

「今回のパフォーマンスが、ニュージーランドのサッカー界に好影響を与えてくれることを願っている。われわれが3位に入るなんて誰も思っていなかっただろう。本当に名誉なことだよ」

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