【10月9日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)の南米予選は8日、各地で第1節の試合が行われ、アルゼンチンは0-2でエクアドルにまさかの敗戦を喫し、ロシアを目指す戦いは黒星で始まった。

 エクアドルはフリクソン・エラソ(Frickson Erazo)とフェリペ・カイセド(Felipe Caicedo)がゴールを決め、初戦で大物を相手に波乱を演じた。

 大黒柱のリオネル・メッシ(Lionel Messi)をけがで欠くアルゼンチンにとっては、さらに悪いことが続き、セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)が試合中にハムストリングを痛めて担架で運び出され、負傷交代を与儀なくされた。

 試合は両チーム無得点のまま進み、このまま引き分けに終わるかにみえた。

 しかし、エクアドルは後半36分にエラソが先制点を奪い、会場のエスタディオ・モヌメンタル(Estadio Monumental)に集まった観衆を沈黙させた。

 エクアドルはそれから1分後、右サイドを突破したルイス・アントニオ・バレンシア(Luis Antonio Valencia)のお膳立てからカイセドが追加点が奪い、アルゼンチンを突き放した。

 アルゼンチンは今年開催されたコパ・アメリカ(2015 Copa America)で優勝を逃しており、今回の敗戦でチームを率いるヘラルド・マルティーノ(Gerardo Martino)監督に対する重圧はさらに強まった。(c)AFP