【9月26日 AFP】女子テニス、東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2015)は25日、シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)は6-2、2-6、6-3で第5シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)を退け、4強入りを決めた。

 一方で、前回覇者のアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)は6-7、3-6でドミニカ・チブルコバ(Dominika Cibulkova、スロバキア)に敗れ、まさかの敗退を喫している。

 この結果、準決勝ではボズニアツキが第8シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)と、チブルコバが第7シードのアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)と、それぞれ対戦することになった。

 元世界ランク1位のボズニアツキは、過去10戦で4勝6敗と負け越していた相手を前に、第1セットを難なく先取した。

 しかし第2セットでは、左打ちのケルバーがコーナーめがけて鋭いショットを連発し、ボズニアツキをベースラインで振り回した。

 それでも2010年大会覇者のボズニアツキは、第2セットの終盤から落ち着きとペースを取り戻すと、第3セットでは重要な場面にポイントを獲得した。

 ボズニアツキは、第3セットについて「お互いによくプレーしていた。どちらに転んでもおかしくない試合だったけど、私の方が重要なポイントを決めていた。とてもうれしく思う」とコメントした。

 ボズニアツキが準決勝で対戦する18歳のベンチッチは、同日の準々決勝で第3シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)と対戦し、7-6、6-1で勝利を収めた。

 ベンチッチは、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)とシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を破ってロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2015)を制するなど、最高のシーズンを送っており、今年は、同大会を含めてボズニアツキと3度対戦し、すべてベンチッチが勝利している。