【9月1日 AFP】(記事訂正)全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)は31日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第7シードのアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)は3-6、6-3、3-6でドミニカ・チブルコバ(Dominika Cibulkova、スロバキア)に敗れ、大会から姿を消したと同時に、第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)側のドローから有力選手がまた一人消えた。

 マリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が棄権を表明したことで、2012年にベスト8進出を果たしているイワノビッチが、セレーナに立ちはだかる壁になるとみられていた。

 しかし、左足の手術のために3か月ツアーを離れていた世界ランク50位のチブルコバが、イワノビッチを破ってジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)と対戦することになった。

 26歳のチブルコバは、「とっても居心地がいいの」とすると、「今日はベストのテニスをしなければならないと思っていました。簡単に終わるとは思っていなかったので、タフに構えていました」と語った。

 小柄のチブルコバだが、全米オープンでは2010年に8強入りを果たしている。しかし、ここ2年は1回戦敗退に終わっていた。

 それでもチブルコバは、元全仏オープンテニス(French Open)覇者のイワノビッチとの通算戦績を3勝2敗に伸ばしている。

 計11回のブレークが記録されたこの試合で、イワノビッチは、第3セットが1-4となったところで左足の治療を受けている。

 イワノビッチは、「良い準備をしてきたという感覚があったので、本当にがっかりしています」とコメントし、「成長している実感がありました。だから本当に失望しています。努力を続けるしかないです」と締めくくった。(c)AFP