【9月5日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)は4日、男子シングルス3回戦が行われ、ブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)は7-6、6-1、6-1で大会第26シードのトミー・ロブレド(Tommy Robredo、スペイン)を下し、4回戦に進出した。

 世界ランク41位のペールは、7月にツアー初タイトルを獲得したスウェーデン・オープン(SkiStar Swedish Open 2015)決勝で勝利していたロブレドから、今年3勝目を挙げた。ペールは4回戦で、同胞の第19シード、ジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga)と対戦することが決まっている。

 ペールがツォンガに勝利することは難しいかもしれないが、その一戦が退屈なものにはならないだろう。

 ひげを蓄えた26歳のペールは、20度目の挑戦で初めて四大大会(グランドスラム)の16強入りを決めた。一方で年かさのツォンガはメジャー大会で11度準々決勝に進出しており、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament)では準優勝を果たしている。過去2度の対戦ではともにツォンガがストレートでの勝利を飾っている。

 ペールは、前年大会(US Open Tennis Championships 2014)のファイナリストで今大会第4シードの錦織圭(Kei Nishikori)との対戦を振り返り、「2セットを落としてケイニシコリに勝ったんだ」と、笑みを見せた。

 6日に行われる4回戦では、ツォンガにプレッシャーがかかるだろうとペールは考えを明らかにした。

「失うものはない、勝つだけだ。4回戦で対戦するということは、良い選手を倒して勝ち上がり、好調ということ。フランス人同士の戦いだ。少なくともフランス人選手1人が準々決勝に勝ち上がる。それが自分であることを願っている」