【8月24日 AFP】15F1第11戦ベルギーGP(Belguim Grand Prix 2015)の決勝で、パワー不足により失意の14位に終わったマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のジェンソン・バトン(Jenson Button)は、レースを振り返り「恥ずかしい」とコメントしている。

「フェアな立場から言っても、かなり恥ずかしい」としたバトンは、「ただぐるぐる走っていただけ」と続けた。

 マクラーレン・ホンダの2台がそろって完走するのは、今シーズンわずか3度目。まだまだ他のマシンと競り合うにはほど遠い。

 マシンのERS(エネルギー回生システム)に不具合が生じていたというバトンは、「伝達および回生が正常に機能していなかった」と説明した。

「F1のマシンは、電気モーターがなければ速く走れない。160~180馬力を失う中、後方をのろのろ走行するのは、かなり恥ずかしい。抜かされた後に、後ろから戦いを見物できたけどね」

「こんな問題は過去に経験したことがない。フェルナンド(アロンソ〈Fernando Alonso〉)を見ても分かるように、そもそもペースが良くなかったけど、エネルギー供給がない状態で直線を走らなければならなかった」

「この結果が、僕らの今のレベルを示している。モンツァ(Monza、イタリアGP)でもそう変わりないだろう」

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