【8月21日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバーのフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)は、多くの見方とは対照的に、フェラーリ(Ferrari)をもっと早く退団すべきだったと考えており、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)の「新プロジェクト」に加勢したことは正しい選択だったと話した。

 2度の年間優勝を誇るアロンソは20日、フェラーリで過ごした最後の数か月間は「どんどん惨めな気持ちになっていった」と明かし、あと1~2年早くチームを去るべきだったとした。

 アロンソは米CNNに対し、「マシンはまったく戦える状態じゃなかったし、すべてのことがどんどん惨めになっていった」と話すと、「だからおそらく、1~2年早く去るのがベストの選択だったんだろう。ベストを尽くして、最後の一戦まで戦い抜いたけどね」と続けた。

「フェラーリにいた5年間では、毎回2位だった。もう十分だったんだ」

 フェラーリで苦しみ続けるのではなく、もっと早く退団すべきだったかと問われたアロンソは、「多分イエスだね」とすると、「ときにフェラーリでは、チームやグループの全体的なムードによって勝ち負けが決まっていた」と明かした。

「諦めたくなかったし、可能だと信じ続けて、夢を持っていたかった」

「メルセデスAMG(Mercedes AMG)がレースを席巻した昨年、フェラーリにいたら、短期間で勝利することは不可能だと気付いた。新たなプロジェクトは、最善の選択だったんだ」

「新規参入とあって、マクラーレン(McLaren)のプロジェクトはリスクが高かったけど、僕らは1つのチームだ。一緒に勝って、一緒に負ける」