■ベルギーGPでもグリッド降格

 性能の問題やペナルティーに苦しめられるシーズンの中で、アロンソは2度ポイントを獲得しているが、本当の勝負は今季ではなく2016シーズンだと話している。

 アロンソとチームメートのジェンソン・バトン(Jenson Button)は、マシンに新エンジンを搭載したことで、今週末のベルギーGP(Belguim Grand Prix 2015)でもグリッド降格処分を科されることになる。

 先月行われたハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2015)以降、ホンダ(Honda)はエンジンの改良を行っており、新井康久(Yasuhisa Arai)総責任者は、「ベルギーGPで、すべての改良点が完了するわけではありません。スパ(Spa)では一部が、残りは翌週以降に変更されます」と話している。

「残りのシーズンでは、1レースごとに改良を加えていくのが、われわれの計画です」

 マクラーレン・ホンダは今季、度重なるグリッド降格処分を受けるなど苦戦している。ベルギーGPでは、新たな部品を搭載するために「トークン」システムを利用し、バトンが5グリッド、アロンソが10グリッド降格することになっている。(c)AFP