【8月19日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2015)は18日、女子シングルス1回戦が行われ、スイスの18歳ベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)は7-5、6-3で大会第11シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)を退け、先週からの好調を維持した。

 世界ランク1位のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を破るなどして、先週のロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2015)で優勝したばかりのベンチッチは、この日も格上選手を倒すと、第1セットで1-5と崖っぷちに立たされてから、逆転を可能にした自分の精神力に満足していると語った。

 マルチナ・ヒンギス(Martina Hingis、スイス)の母親メラニー・モリトール(Melanie Molitor)さんに師事するベンチッチは、「観客のムードが良くて、コートも良い雰囲気でした。1ポイントを取ることに集中していました」と振り返った。

「同じ週に何人もの格上選手や、トップ選手を破ることができるなんて驚きです」

「自分のテニスが格段に向上していると思うので、ここでもそれを発揮したいです」

 トロント(Toronto)での優勝後、世界ランク12位に浮上したベンチッチは、第1セットでケルバーに苦しめられるも、第7ゲームから4ゲームを連取してゲームカウントを5-5のタイに戻した。

 ここでブレークしたベンチッチは、6-5と決定的なリードを奪うと、サービスキープで同セットを先取した。

 第2セットに入っても止まらないベンチッチは、序盤にブレークを奪って一気に勝負を決めた。

 ベンチッチは、「目標を調整しなくても良いと思う。特にランキングに関しては、明確な目標は決めていないので」とすると、「一つ一つの試合を大事に。世界ランク12位なんて想像していませんでしたから」と締めくくった。

(c)AFP