【8月17日 AFP】テニス、ロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2015)は16日、女子シングルス決勝が行われ、大会第2シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が途中棄権したため、スイスのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)が7-6、6-7、3-0で優勝を果たした。

 準決勝で世界ランク1位のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)から大金星を挙げたベンチッチは、第3セットに入り2度のブレークに成功すると、高温多湿のコンディションのなかでハレプ以上の奮起をみせて試合を制した。

 18歳のベンチッチは、これで直近の25試合で21勝目を飾った。また、トップ10選手との対戦では今週4人から勝利を挙げており、今年に入ってからも6勝1敗と数字を伸ばしている。

 ベンチッチは、「まだスピーチには慣れていません」と前置きし、「でも、まずシモナに対して今週の素晴らしい活躍を祝福したいと思います。そして、両親とチームにもおめでとう」とコメントした。

「もし今日負けていたとしても、素晴らしい経験になったでしょう」

 キャリア初優勝を記録した今年6月のエイゴン国際(AEGON International 2015)に続き、ツアー2勝目を飾ったベンチッチは、これで四大大会(グランドスラム)のファイナリストから白星を挙げたのは、ユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)、カロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)、ザビーネ・リシキ(Sabine Lisicki、ドイツ)、アナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)、ハレプ、そしてグランドスラム4連勝中のセレーナの計6人となった。

 ベンチッチはまた、今月31日から開幕する全米オープン(The US Open Tennis Championships 2015)に向けて、世界ランキングも20位から12位まで浮上するとみられる。(c)AFP