【8月10日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2015)第10戦のインディアナポリスGPは9日、MotoGPクラスの決勝が行われ、レプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が27周(112.59キロ)を41分55秒371で走行し、同GPで3連覇を果たした。

 残り3周でモビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo、スペイン)をとらえたマルケスは、そのまま逃げ切ってロレンソに0秒688差をつけた。

 同じくモビスター・ヤマハのバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)は、3位に入っている。

 総合順位ではロッシが195ポイントで首位を堅持し、9ポイント差でロレンソが2位につけている。

 ロッシは、レプソル・ホンダのダニ・ペドロサ(Dani Pedrosa、スペイン)との3位争いに競り勝ち、表彰台入りを果たした。

 レースのほとんどを支配していたロレンソについて、すぐ後ろにつけていたマルケスは「ホルヘが強くて、前に行かせてもらえなかったし、差を広げることもできなかった」と語った。

「だからぴったりと後ろにつけて、終盤に攻めようと決めていたんだ」

「最初は(ロレンソを)追うことができていたけど、中盤で少し苦しんだ。僕は0秒5~6遅れていたけど、残り2周で彼を驚かせようと思った。最終ラップでは、かなり強引に攻めたよ」

 Moto2クラスに参戦していた2011年と2012年を含めれば、マルケスはインディアナポリス(Indianapolis)で5年間負けがない。

 マルケスはこの日、MotoGPクラスで46戦目に出場し、22度目の優勝を果たした。ロレンソは、インディアナポリスGPで2年連続の2位に入っている。

 ロッシは、今季ここまで10戦で一度も表彰台を逃していない。(c)AFP