【7月4日 AFP】サッカー元フランス代表のニコラ・アネルカ(Nicolas Anelka)が3日、インディアン・スーパーリーグ(ISL)のムンバイ・シティFC(Mumbai City FC)で選手兼任監督を務めると発表した。

 ムンバイ・シティFCでの1年目のシーズンで2得点を記録した36歳のアネルカは、すでに再びインドでプレーする意向を明らかにしていたが、さらに指揮官としての重責も担うことになる。

 レアル・マドリード(Real Madrid)、アーセナル(Arsenal)、チェルシー(Chelsea)、ユベントス(Juventus)などでプレーしたアネルカは、「この新たなシーズンをスタートすることにわれわれは興奮している。クラブにとってのこの新たな役割を引き受けることを個人的に熱望していた。強く、競争力のあるチームをピッチに送り込みたい」と語っている。

 アネルカは、2012年に中国スーパーリーグ(1部)の上海申花(Shanghai Shenhua)で選手兼コーチを務めた経験を持つ。

 2013年に反ユダヤ主義に関連づけられるため禁忌とされている「クネル(quenelle)」というジェスチャーを試合中に行い、5試合の出場停止処分を受けたアネルカは、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich Albion、WBA)を解雇され、昨季新たに発足したISLのムンバイ・シティFCに新天地を求めたが、処分が適用されて最初の3試合を欠場した。

 アネルカは大きなインパクトを残すことができず、ムンバイ・シティFCは8チーム中7位でシーズンを終えた。

 ISLでは来季、元イングランド代表のMFデビッド・プラット(David Platt)氏がFCプネ・シティ(FC Pune City)を率いることが決まっており、レアル・マドリードでプレーした元ブラジル代表のロベルト・カルロス(Roberto Carlos)氏がデリー・ディナモスFC(Delhi Dynamos FC)の監督に就任すると報じられている。

 また、元ブラジル代表の伝説ジーコ(Zico)氏が指揮するFCゴア(FC Goa)には、元同国代表主将のルシオ(Lucio)が加入する。(c)AFP