【4月16日 AFP】カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のアトレチコ・ミネイロ(Clube Atletico Mineiro)は15日、元フランス代表ニコラ・アネルカ(Nicolas Anelka)獲得の計画を打ち切ったと発表した。

 アトレチコ・ミネイロのディレクターを務めるエドゥアルド・マルフ(Eduardo Maluf)氏は、これまでにアーセナル(Arsenal)、レアル・マドリード(Real Madrid)、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)、チェルシー(Chelsea)などでプレーしていた35歳のアネルカと連絡が取れなくなっていたと明かし、これ以上同選手を追いかけることはないだろうと語った。

 ロナウジーニョ(Ronaldinho)が在籍するアトレチコ・ミネイロは、AFPに対しても契約は消滅したと認めている。

 マルフ氏は、アネルカの代理人と合意に至っていたとしており、国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football AssociationFIFA)に対して申し立てに出る可能性もあるとしている。

「全面的に合意していた」と述べたマルフ氏は、アネルカの代理人から19日までブラジル入りできないとの旨を伝えられたとして、「契約取消を決めた。19日まで待つことはない」と続けた。

 アトレチコ・ミネイロのアレシャンドレ・カリル(Alexandre Kalil)会長は5日、自身のツイッター(Twitter)でアネルカとの契約する見込みを発表していた。

 クラブ側は前週に発表を行おうとしていたが、契約後は音沙汰がなく、アネルカはクウェートで行われているイスラム教の若者による会合に出席している。(c)AFP