【5月28日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ2014-15(UEFA Europa League 2014-15)は27日、ポーランド・ワルシャワ(Warsaw)の国立競技場(Stadion Narodowy)で決勝が行われ、セビージャFC(Sevilla FC)は3-2でFCドニエプル・ドニエプロペトロフスク(FC Dnipro Dnipropetrovsk)に勝利し、大会連覇を達成した。

 前身のUEFAカップ(UEFA Cup)時代を含めると、セビージャは史上最多4度目の優勝。また、セビージャが大会連覇を達成するのは、過去10年間でこれが2度目となった。

 セビージャは後半28分、カルロス・バッカ(Carlos Bacca)が殊勲の決勝ゴールを決め、ドニエプルとの点の取り合いを制した。この優勝で、セビージャは来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)の出場権も獲得している。

 試合は開始わずか7分、ニコラ・カリニッチ(Nikola Kalinic)が先制のヘディングシュートを決め、欧州カップ戦の決勝はこれが初となるドニエプルが理想的なスタートを切った。

 その後、セビージャはグジェゴシュ・クリホヴィアク(Grzegorz Krychowiak)とバッカの得点で逆転するも、ドニエプルも前半終了間際にルスラン・ロタン(Ruslan Rotan)の直接FKが決まり、同点に持ち込んでハーフタイムを迎えた。

 それでも迎えた後半、セビージャはバッカのシュートで勝ち越しに成功すると、これが決勝点となった。

 終了2分前には、ドニエプロのマテウス(Matheus Leite Nascimento)がほかの選手と頭をぶつけ合い、ピッチに倒れ込む心配な出来事があった。

 しかし、幸いにも動くことはできる状態で、マテウスが担架に乗せられて運び出されると、スタジアム中と両チームの選手から励ましの拍手が送られた。(c)AFP