【5月26日 AFP】オーストリア・ザンクトペルテン（Sankt Poelten）の裁判所は26日、首都ウィーン（Vienna）の駅爆破を計画したとして起訴された同市在住の14歳の少年に対し、禁錮8月の有罪判決を言い渡した。

 裁判所はまた、「テロリスト」組織への参加の罪でも少年に執行猶予付き禁錮1年4月の有罪判決を言い渡した。

 2007年にトルコからオーストリアへ移住し、氏名を「メルトカン・G（Mertkan G.）」とのみ公表されている少年は、昨年10月に逮捕された。起訴状によると、駅爆破を実行した後、シリアに渡航してイスラム過激派組織「イスラム国（Islamic State、IS）」の「聖戦」に参加する計画を立てていたとされ、検察は禁錮5年を求刑していた。

 ISは少年に対し、爆破を実行すれば2万5000ユーロ（約330万円）の報酬を与えると約束していたとも報じられている。(c)AFP