【3月30日 AFP】サッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)は29日、予選の試合が各地で行われ、グループIのポルトガルは2-1でセルビアに勝利した。

 レアル・マドリード(Real Madrid)に所属するファビオ・コエントラン(Fabio Coentrao)が決勝点を挙げたポルトガルが、グループ首位に浮上した。

 前半10分、CKの流れからコエントランがクロスを上げると、リカルド・カルバーリョ(Ricardo Carvalho)が頭で合わせて代表戦で8年ぶりとなる得点を決め、ポルトガルが先制点を決めた。

 新指揮官ラドバン・チュルチッチ(Radovan Curcic)政権下で初の公式戦となったセルビアは苦戦を強いられたが、後半16分にアレクサンダル・コラロフ(Aleksandar Kolarov)のCKからラドサフ・ペトロビッチ(Radosav Petrovic)が頭でつなぐと、最後はネマニャ・マティッチ(Nemanja Matic)がアクロバチックなオーバーヘッドシュートを決めて同点に追いついた。

 しかし、ポルトガルはその2分後、ジョアン・モウティーニョ(Joao Moutinho)のペナルティーエリアを横切る低いクロスにファーポストに走り込んだコエントランが合わせて決勝点を決め、リスボン(Lisbon)のエスタディオ・ダ・ルス(Estadio da Luz)に詰めかけた5万8000人を超える観客を歓喜に沸かせた。(c)AFP