新勢力が台頭するも、ベテランが威厳を保った2014年のテニス界
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■李娜の引退とベテランの活躍
女子テニスでは、中国人テニス選手の草分け的存在だった李娜(Na Li、リー・ナ)が引退を表明した。
32歳の李は、1月に全豪オープンを制し、2011年の全仏オープンに次ぐグランドスラムのタイトルを獲得したばかりだった。
全仏オープンとウィンブルドンで思うような結果が残せなかった李は、9月19日に現役を退くことを発表した。
「膝に4度メスを入れ、毎週の注射を何百本も打って腫れと痛みを和らげようとしてきた末、体がもう酷使するのはやめてくれと訴えてきました」
セレーナに後退の兆しはない。
33歳のセレーナは、全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドンで早期敗退を喫したものの、全米オープンでは1セットも落とすことなく6度目の戴冠を果たした。
グランドスラムで通算18個目のタイトルを獲得したセレーナは、WTAツアー選手権(BNP Paribas WTA Championships - Singapore 2014)でも優勝し、年間女王の名をほしいままにした。
マリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は、シモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)とのフルセットを制し、全仏オープンで2度目の優勝を飾った。
ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)はウィンブルドンで2度目のタイトルを獲得し、国別対抗戦フェドカップ(2014 Fed Cup)で母国の優勝に貢献した。(c)AFP/Dave JAMES