【12月2日 AFP】国際自動車連盟(International Automobile FederationFIA)は1日、サンパウロ6時間レース(2014 Six Hours of Sao Paulo)で高速クラッシュを起こしたマーク・ウェバー(Mark Webber、オーストラリア)の容体について、「満足できる状態にある」と発表した。

 2013年シーズン終了後にフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)を引退し、今季からポルシェ(Porsche)のドライバーとしてFIA世界耐久選手権(FIA World Endurance ChampionshipWEC)に参戦しているウェバーは、30日に行われたインテルラゴス・サーキット(Interlagos Circuit)でのレース中にフェラーリ(Ferrari)のマッテオ・クレッソーニ(Matteo Cressoni)と衝突し、担架で運び出された。

 2台は、時速300キロメートルほどのスピードでコンクリートのバリアーに激突したとみられ、大破したウェバーのマシンは停止を待たずに火の手が上がった。

 FIA医療団の代表は声明で、「サンパウロ6時間レースで大事故が発生し、ポルシェ919ハイブリッド(Porsche 919 Hybrid)20号車に乗るマーク・ウェバーと、8スター・モータースポーツ(8 Star Motorsports)のフェラーリ458イタリア(Ferrari 458 Italia)90号車に乗るマッテオ・クレッソーニが衝突した」と発表した。

「2人のドライバーは意識があり、医療スタッフによってサーキット内の医療センターに搬送され、そこで検査が行われた」

「その後、2人は追加検査のためサンパウロ(Sao Paulo)にあるバンデランテス病院(Hospital Bandeirantes)に移された。2人の容体は、今のところ満足できる状態にある」

(c)AFP