【11月11日 AFP】米ハワイ(Hawaii)州ハワイ島で10日午前11時55分(日本時間11日午前5時55分)ごろ、キラウエア(Kilauea)火山から流れ出た溶岩が民家に入って火災になり、この民家は焼失した。郡民間防衛当局が発表した。

 ハワイでは今年9月、溶岩がカオヘ・ホームステッド(Ka'ohe Homesteads)と呼ばれる住宅地から約1.6キロの地点にまで到達したことを受け非常事態が宣言されていた。この非常事態宣言後に溶岩によって民家で火災になったのは今回が初めて。

 最も大きな溶岩流は先端が幹線道路から150メートルほどに達したところで流れが遅くなったとみられているが、溶岩流がこの地域の幹線道路に達する恐れがあるため、ハワイ州知事公室によると当局は迂回(うかい)路と避難が予定される子どもたち約900人の収容場所の確保に努めている。 (c)AFP