【9月21日 AFP】14F1第14戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2014)は20日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)がポールポジションを獲得した。

 ハミルトンが最後の最後でベストラップを刻み、チームメートのニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)をわずかに上回って劇的な形でポールポジションを獲得した。

 ライバルたちが立て続けにタイムを縮めて暫定トップを奪い合い、観衆が大騒ぎするなか、29歳のハミルトンがロズベルグを1000分の7秒上回るタイムで最後にフィニッシュラインを切り、ポールポジションを確保した。

 今季6戦を残し、総合優勝争いで2位ハミルトンに22ポイント差をつけている首位ロズベルグは、ハミルトンとともにフロントローで決勝に臨む。メルセデスの2人がフロントローを独占するのは、これが今季7度目となった。

 ハミルトンのポールポジションは、シンガポールGPでは3年連続となり、今季6度目、通算37度目となった。無線で結果を知らされたロズベルグの反応は、「ちくしょう」という単純で分かりやすいものだった。

 レッドブル(Red Bull)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)は、ポール獲得に迫る十分なタイムを刻み、マリーナベイ・ストリート・サーキット(Marina Bay Street Circuit)に大挙して集まったファンを沸かせたが、最終的には3番手に落ち着いた。

 リカルドのチームメートで4年連続年間王者に輝いたセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は、3連勝しているシンガポールGPの予選を4番手で終えている。

 フェラーリ(Ferrari)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が5番手、ウィリアムズ(Williams)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)が6番手、フェラーリのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が7番手と続いた。(c)AFP