■助けを求める声が途絶える

 オソの町には大量の泥や岩、木々が壁のようになって押し寄せ、家屋や、高速道路の一部を破壊した。約100人の救急隊員が、土砂とがれきが4~6メートルの深さにたまった長さ約2.4キロの範囲で生存者を捜索している。土砂の上を移動できる小型ホバークラフトの他、捜索犬やヘリコプターも出動した。

 救助隊員らは、22日には助けを求める声が聞こえていたと報告していたが、ホッツ氏によると23日は「生存の兆候を示すものを一切見聞きしなかった」という。

 地元メディアによると、行方不明者には4か月の赤ちゃんとその祖母も含まれているという。(c)AFP/Paul Brown