【12月23日 AFP】今シーズンからプロに転向した女子ゴルフのリディア・コー(Lydia Ko、ニュージーランド)が、長年コーチを務めたガイ・ウィルソン(Guy Wilson)氏の下を離れたことがわかった。

 11年にわたって指導したウィルソン氏は23日に声明を発表し、16歳のコーが自身の下を去ったことに「果てしなく落胆している」と語った。

 世界ランキング4位のコーをまだ5歳の頃から教えてきたウィルソン氏は、コーチの職を解かれたことを認めた。コーはプロに転向した10月、マネジメント大手のIMG(International Management Group)と契約を結んでいる。

 ウィルソン氏は声明で、「初めて会った時、あの子はゴルフクラブほどの背丈もなく、ドライバーのことも、パターのことも何一つ知らなかったが、今では女子ゴルフ界の誰もがうらやむスイングをする選手の1人になった」と語った。

 さらに同氏は、「ゴルフで大きな成功を収めることを確信している」と、コーの今後の活躍を祈る言葉を送った。

「11年間の関係が終わったことには果てしなく落胆しているが、リディアとチームの決定を尊重する」

 史上最年少となる14歳でプロの大会を制するなど、アマチュア選手として輝かしい経歴を築いたコーは、今月に台湾で行われたスウィンギングスカート・ワールドレディース・マスターズ2013(Swinging Skirts World Ladies Masters 2013)で、プロ転向後初優勝を飾った。

 コーは今後、同じIMG所属のミシェル・ウィー(Michelle Wie)らも指導する、英国人のデビッド・レッドベター(David Leadbetter)氏をコーチに迎えると伝えられている。(c)AFP