【4月4日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブルの角田裕毅は3日、今週末に行われる母国レースの日本GPを前に電撃昇格を果たした中で、チームに「何か違うこと」をもたらしたいと意欲を示した。

角田は前週、レッドブルでのシーズン開幕2戦で低調な結果に終わっていたリアム・ローソンとの交代で姉妹チームのレーシングブルズから昇格し、選手権4連覇中の世界王者マックス・フェルスタッペンとレッドブルのシートに座ることになった。

角田はレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表から「最優先はマックスだ」と「明確」に伝えられたと明かしつつ、自分なりの方法でインパクトを与えたいと意気込みを見せている。

F1で5年目を迎え、これまでまだ一度も表彰台に上がっていない中で、「マックスのようなパフォーマンスをすぐに発揮できる確信があるとは言えない」としながらも、「他のドライバーと比べて、何か違うことができる自信はある」「自信がないのはよくない。それならレーシングブルズに留まっているだろう」と続けた。

角田はフェルスタッペンがチームの最優先事項であることを完全に受け入れているとも話し、チームからの指示は「マックスにできるだけ近づくこと」だと付け加えた。

昨季終了後にセルヒオ・ペレスがレッドブルを去った際、シートをローソンに譲る形になったのは「残酷」だったと振り返りつつ、「自分たちは理解しているし、リアムも状況が急激に変わることを理解していると思う」と語った。(c)AFP