【4月3日 AFP】英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)が実施した調査で2日、史上最も影響力のあるTVゲームに、1999年にドリームキャストで1作目が発売された「シェンムー」が選ばれた。

日本のゲームクリエーター、鈴木裕氏が手掛けたシェンムーは、主人公の「芭月涼」が、謎の武術の達人に殺された父のかたきを討つ物語。

シェンムーシリーズは「シェンムー 第一章 横須賀」「シェンムーII」「シェンムーIII」の3作が発売されている。1作目はリリース当時、世界で最も多くの制作費が使われたTVゲームだった。

3作目はプレイステーション4とパソコンで発売されたが、1作目と2作目はセガが1998年に発売した第6世代ゲーム機「ドリームキャスト」でリリースされた。

多くのゲーマーの間でカルト的人気を博した「シェンムー」は、オープンワールドゲームの先駆者として、またプレーヤーが制限時間内に特定のアクションを実行するよう求められる「クイックタイムイベント(QTE)」を普及させたことで知られる。

BAFTAビデオゲーム部門の責任者、ルーク・ヘブルスウェイト氏は「ゲームには非常に革新的な力がある。私たちの表現手段の進路をまさに形作ったこれらのタイトルが評価されるのは素晴らしいことだ」と述べた。

トップ8は下記の通り。

1. シェンムー

2. DOOM

3. スーパーマリオブラザーズ(1985年)

4. ハーフライフ(1998年)

5. ゼルダの伝説 時のオカリナ(1998年)

6. Minecraft(2011年)

7. Kingdom Come: Deliverance 2(2025年)

8.スーパーマリオ64(1996年)(c)AFP