【3月22日 AFP】米国のブルック・ロリンズ農務長官は21日、鳥インフルエンザの影響で卵不足になり、価格が高騰している事態を打開するため、トルコと韓国から卵を輸入していると認めた。

ロリンズ氏は首都ワシントンでの会見で、トルコと韓国以外の国々からも卵を一時的に輸入するかどうかホワイトハウスで協議していると明らかにし、「短期的に数億個の卵を輸入する措置について話し合っている」と述べた。

米国では鳥インフルエンザが各地で流行し、卵の価格が急騰。少なくとも3000万羽の鶏の殺処分を迫られ、卵の供給量が大幅に減少している。

ドナルド・トランプ大統領は昨年の大統領選で、ジョー・バイデン政権下での物価上昇に対する有権者の不満を取り込むため、卵の価格を争点の一つに取り上げていた。

1月に再任後は、ロリンズ氏に卵の供給量を拡大し、価格を引き下げるよう命じていた。(c)AFP