AI技術の進化と普及で中国スマホ市場に新たな課題が
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【3月16日 CGTN Japanese】中国ではスマートフォンの価格が上昇しています。その背景には人工知能(AI)技術の普及や半導体コストの上昇など複数の要因が絡んでいます。
専門家はスマホ価格高騰の要因として、チップやメモリなどの上位部品の価格上昇、サプライチェーンのコスト上昇のほか、AI技術の普及による研究開発費の増加を挙げています。
今年に入り、オープンソースの大規模言語モデル(LLM)「ディープシーク(DeepSeek)」の登場により、AIが広く普及しています。これにより、スマホメーカー各社はAI機能を強化した新製品を次々と投入しています。小米(シャオミ)は「Xiaomi15」に米クアルコムが開発した最新のSoC(システム・オン・チップ)「Snapdragon 8 Elite」を搭載し、前モデルより約70ドル(約1万300円)高くなりました。このように、AI機能の搭載がスマホの高価格化を促進しています。
しかし、価格上昇に対する消費者の反応は必ずしも好意的ではありません。新浪科技が行った調査では、7割ものユーザーがスマホの値上げを受け入れられないと回答しました。また、ネット通販大手京東集団(JDドットコム)の昨年第4四半期(10~12月)のデータでは、フラッグシップモデルの販売台数が前年同期比8%減少し、一方で2000~3500元(約4万~7万円)の中価格帯モデルは同12%増加しました。これは、価格に敏感な消費者が増えていることを示しています。
AI技術の進化と普及はスマホ市場に新たな価値をもたらすと期待されています。しかし価格上昇が消費者の購買意欲にどのように影響するかは、今後の市場動向を見守る必要があります。メーカー各社は技術革新と価格設定のバランスを取りながら消費者ニーズに応える商品開発が求められています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News