【4月4日 AFP】イスラエル軍は4日、ガザ市で新たな地上攻撃を開始すると発表した。パレスチナ自治区内に確立した安全地帯を拡大するためとしている。

ガザ地区のイスラム組織ハマスとの短期間の停戦が崩壊して以来、イスラエル軍はハマスに捕らえられた人質を解放させるためとしてガザ地区内の占領を進めている。同時にレバノンおよびシリアへの攻撃も激化させ、レバノン南部サイダ(シドン)に対する攻撃では、ハマスの司令官と成人した息子と娘が死亡したと発表した。

ガザ市ではシェジャイヤ地区で「安全地帯を拡大するため」に地上部隊が作戦を開始したとイスラエル軍が発表している。

イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は2日、ガザ地区内の軍事プレゼンスを強化するとし、「テロリストとテロリストのインフラを破壊し、地域を一掃する」と述べた。同作戦は「大規模な領土を占拠し、それをイスラエルの安全地帯に組み込む」ものだとしたが、具体的な範囲については言及していなかった。(c)AFP