【3月14日 AFP】ロシアは13日、ウクライナ軍の越境攻撃を受ける西部クルスク州の町スジャを奪還したと発表した。

越境攻撃前は約5000人が暮らしていたスジャは、ウクライナが昨年8月に開始した越境攻撃で制圧した最大の町。

ロシアの軍事ブロガーらは、ウクライナはクルスク州で過去7日間に占領地を数十平方キロ失っており、今やすべての占領地を失う可能性があると指摘している。

クルスク州は、ウクライナ側の数少ない交渉材料の一つ。ロシア側は2014年にクリミアを併合して以来、ウクライナ領の約5分の1を占領している。

ロシア国防省は13日、クルスク州でスジャと2集落を「解放した」と発表した。

この主張について、ウクライナ側はコメントしていない。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は12日、戦闘服姿でクルスク州を訪問。同国軍がウクライナの占領下にある地域を「完全に解放」することを期待していると述べた。(c)AFP