【3月13日 Xinhua News】中国でこのところ、人工知能(AI)開発を手がける新興企業、杭州深度求索人工知能基礎技術研究(DeepSeek、ディープシーク)が開発したオープンソースAIモデルによってAIサービスの需要が増加する中、インターネット大手や通信事業者などはクラウド・AIハードウエアインフラ投資・建設を相次いで加速している。地方や関係部門も政策面での支援や資金投入により、クラウドコンピューティングの重要技術の研究開発・イノベーションを全力で推進している。

 中国の電子商取引(EC)大手アリババグループはこのほど、向こう3年でクラウド・AIハードウエアインフラ建設に3800億元を投じると発表した。これは過去10年の総額に相当する規模で、中国の民間企業によるクラウド・AIハードウエア建設として史上最大の投資となる。

 通信大手の中国移動通信(チャイナモバイル)は25年の業務会議で、インフラ建設は最も重要な業務だと指摘。データセンターの配置を最適化し、AI技術と産業の融合を図る「AI+(プラス)」のスケールメリットによる効果発揮を加速させる必要があるとの見解を示した。

 米調査会社IDCと中国のIT機器・ソリューションプロバイダー、浪潮電子信息産業がこのほど発表した「2025年中国AI計算力発展評価報告」によると、中国のAI計算力は25年に1037・3エクサフロップス(EFLOPS、浮動小数点演算を1秒間に100京回行うことを示す単位)に上り、24年より43%増加する。26年には24年の約2倍となる1460・3エクサフロップスに拡大するとみられる。

 生成AI、大規模モデルによる計算力と応用に対するニーズに刺激され、計算力産業は新たな成長を迎えている。工業情報化部直属のシンクタンク、中国情報通信研究院はこのほど発表した「クラウドコンピューティング青書(2024年)」で、27年には中国のクラウドコンピューティング市場規模が2兆1千億元を超えると予測した。(c)Xinhua News/AFPBB News