【3月5日 東方新報】中国載人航天工程網によると、2025年に中国は宇宙ステーションの運用・発展と有人月面探査の2大ミッションを推進し、科学技術と宇宙強国の建設にさらなる貢献を果たす計画だ。現在、中国の宇宙ステーションは軌道上で安定して運用され、高い成果を上げており、有人月面探査プロジェクトの月面着陸段階も計画通り順調に進行している。東方新報_

 宇宙ステーションの完成以来、プロジェクト全体が緊密に連携し、これまでに4回の有人飛行、3回の貨物補給、4回の帰還船ミッションを成功させた。これまでに5つの宇宙飛行士クルーが計15人の宇宙飛行士を送り込み、長期滞在を実施。宇宙飛行士の船外活動(EVA)も11回行われ、船外修理ミッションも複数回実施された。これにより、単独のEVA活動時間の世界記録を更新した。また、香港・マカオ出身の荷物管理専門家2名を含む第4陣の予備宇宙飛行士の選抜、低コスト貨物輸送システムの研究開発、「中国宇宙ステーション科学研究・応用進展報告(2024)」の発表なども行われた。

 2025年には2回の有人飛行ミッションと1回の貨物補給ミッションが計画されており、すでに有人飛行ミッションの宇宙飛行士クルーが選定され、関連訓練が進められている。現在、中国の宇宙ステーションでは180以上の宇宙科学研究・応用プロジェクトが進行中で、宇宙生命科学・人体研究、微小重力物理学、宇宙新技術などの分野において革新的な成果が生まれている。

 最近、中国有人宇宙飛行プロジェクト弁公室とパキスタン宇宙高層大気研究委員会(SUPARCO)は、パキスタンの首都イスラマバードで正式な協力協定を締結し、両国の有人宇宙開発分野における連携を深める新たな一歩を踏み出した。これは、中国が初めて外国人宇宙飛行士を選抜・訓練し、中国の宇宙ステーションでのミッションに参加させる試みとなる。今後約1年をかけて選抜作業を行い、パキスタンの宇宙飛行士は中国で包括的な訓練を受ける予定だ。宇宙ステーションの飛行計画に基づき、数年以内にパキスタンの宇宙飛行士と中国の宇宙飛行士が共同で短期飛行ミッションを実施する機会が設けられる予定だ。

 一方、中国は2030年までに初の有人月面着陸を実現する目標を掲げており、月面探査ミッションの各開発・建設作業が計画通り順調に進行している。現在、「長征10号(Long March-10)」ロケット、「夢舟(Mengzhou)」有人宇宙船、「攬月(Lanyue)」月面着陸機、「望宇(Wangyu)」月面活動用宇宙服、「探索(Tansuo)」有人月面探査車などの主要機材が試作段階にあり、一定の進展を遂げている。海南省(Hainan)文昌市(Wenchang)にある月面ミッション用の発射場では、関連試験や設備建設が進行中であり、測位・通信システム、着陸地点などの地上インフラの全体設計も完了し、今後段階的に建設が進められる。

 今後、宇宙船、着陸機、ロケット、宇宙服などの主要機材に対して大規模な試験が実施される予定だ。さらに、開発の効率と品質を向上させるため、デジタル技術を活用した開発プロセスの最適化が進められ、月面探査ミッションの成功に向けた体制が強化されていく。(c)東方新報/AFPBB News