チリ、大規模停電で非常事態宣言
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【2月26日 AFP】南米チリで25日、大規模な停電が発生し、首都サンティアゴを含む多くの地域で非常事態宣言と夜間外出禁止令が発令された。同国での大規模停電は15年ぶり。
停電によりサンティアゴ市内の交通が混乱し、地下鉄の利用者数千人が避難を余儀なくされた。また、バスには多くの人々が殺到し、定員オーバーとなる事態が発生した。
ガブリエル・ボリッチ大統領は同日夜、国民に向けて演説し、国家の安全を確保するため「災害による非常事態」を発動すると発表。午後10時から翌26日午前6時までの夜間外出禁止令を発令した。
国家防災対策庁によると、停電は北部アリカから南部ロスラゴスまでの広範囲で発生。同地域にはチリの人口約2000万人のうち90%以上が暮らしている。
停電の原因について、カロリナ・トア内務相は破壊工作の可能性を否定し、「システム運用上の故障」の可能性が高いと説明。電力網は「数時間以内に復旧する」との見通しを示した。
チリでは2010年にも南部の発電所の損傷により数時間にわたる停電が発生し、数十万人に影響を与えた。この停電の約1か月前には、マグニチュード(M)8.8の大規模な地震が発生し、500人以上が犠牲となっていた。(c)AFP