ブラジル検察庁、ボルソナロ前大統領をクーデター未遂で起訴
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【2月19日 AFP】ブラジル検察庁長官は18日、極右のジャイル・ボルソナロ前大統領(69)と他33人を2022年の大統領選での敗北後にクーデターを企てたとして正式に起訴した。
ボルソナロ氏は、ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領の就任阻止を試みたとして五つの罪に問われている。
パウロ・ゴネ・ブランコ検察庁長官は「民主的な秩序を乱す計画を示す手書き文書、デジタルファイル、スプレッドシート、メッセージのやりとりに基づいて」最高裁判所に起訴状を提出したと説明。
罪状の一つとして「武装した犯罪集団の組織化」を挙げ、ボルソナロ氏と同氏の副大統領候補だったバルテル・ブラガ・ネット氏の主導で「民間人や兵士と連携し、2022年の大統領選挙の結果が実現されるのを阻止しようとした」と指摘している。
検察庁が起訴を決定した根拠は、連邦警察の800ページを超える報告書。2年の捜査を経て昨年発表された同報告書は、ボルソナロ氏について、権力を維持するためのクーデター計画の内容を「完全に把握し、積極的に関与していた」と結論付けている。
一方のボルソナロ氏は起訴内容を否定し、自分は「迫害」の被害者だと主張した。
弁護団は声明で、今回の起訴に「衝撃を受け、憤慨している」とし、ボルソナロ氏が「民主的な法治国家を崩壊させるような運動」に関与したことは「一度もない」と強調している。(c)AFP