パナマ、米国から強制送還された移民の「自由剥奪」否定
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【2月19日 AFP】米国からパナマに強制送還された移民たちがホテルの窓から助けを求めているのが目撃されたのを受け、パナマ政府は18日、移民の「自由を剥奪」しているわけではないと主張した。
フランク・アブレゴ治安相は、移民は本国送還を待つ間、「自由を剥奪」されているわけではなく、「保護下」にあると説明した。
首都パナマ市で警察が警備しているデカポリス・ホテルでは、米国から強制送還された移民の一部とみられる女性たちが手書きのプラカードで記者らに向かって「助けてください」「私たちは祖国で安全ではない」と訴えていた。
アブレゴ氏によれば、米国から強制送還された移民の出身国は中国、インド、イラン、ベトナム。
自発的に帰国しない移民は、国際移住機関(IOM)と国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が他国への移住を手配する間、コロンビアとの国境に近いダリエン地峡のジャングルの中にある収容施設に送られる。
アブレゴ氏は「彼らには必要な医療と快適な暮らしをすべて提供している。米国政府と合意した通り、最後の一人が出国するまで、この措置を続ける」と主張し、パナマは「すべての国際規則」を順守していると強調した。
これに先立ち米紙ニューヨーク・タイムズは、移民たちはパスポートとほとんどの携帯電話を没収されていると報道。
移民たちは「ホテルに閉じ込められ、弁護士との接見も禁じられ、パナマのジャングル近くの仮設収容所に間もなく送られると告げられた」としている。
さらに、ホテルで少なくとも1人が「自殺を図った」とも報じた。同紙は、難民認定希望者を自称し、意に反して拘束されていると主張するホテル内の複数人と話したとしている。
米国のドナルド・トランプ大統領は先月の就任初日、南部国境での国家非常事態を宣言し、「何百万人もの」移民を強制送還すると表明した。
マルコ・ルビオ米国務長官の最近の中南米訪問では、パナマとグアテマラが、米国から追放された他国籍の移民の橋渡し役を務めることで合意した。
17日には、コスタリカも米国からの移民の強制送還に協力することで合意した。(c)AFP