【2月10日 CGTN Japanese】中国工業情報化部が8日に明らかにしたところによると、中国の三大通信事業者が、オープンソースの大規模言語モデルDeepSeek(ディープシーク)に全面的に接続し、多様なシーンや製品での応用が実現しました。

 工業情報化部は、2025年の旧正月(春節)期間中、中国の通信事業者がAIを活用して革新的なサービスを行い、5G、クラウドプラットフォーム、ビッグデータなどの能力を融合させて多分野にわたる展開を行い、AIの応用シーンを拡大し、AIのアプリケーションの供給を充実させたと述べました。

 中国の三大通信事業者はいずれも、現在注目されているDeepSeek-R1モデルに専用のコンピューティングパワー(演算力)のソリューションとサポート環境を提供し、その性能が発揮されるよう後押ししているということです。

 DeepSeekは、杭州に拠点を置く人工知能(AI)のスタートアップ「深度求索」が開発したAIアシスタントで、ChatGPTに続く驚異的な生成式AIです。モバイル・インターネットやAIサービスに特化した中国の調査会社「QuestMobile」の8日の発表によると、DeepSeekの1日当たりのアクティブユーザー数は1月28日にAIモデル「豆包」を上回ったのに続き、1日には3000万人の大台を突破し、史上最速でこのマイルストーンを達成したアプリケーションとなりました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News